『北八ケ岳周遊♬』

IMG_1290今回のツアーは本来なら飯縄山の予定でしたが、雪が少な過ぎて戸隠スキー場のリフトさえ動いてない状態に加え、強い冬型の影響で日本海側では雷を伴った風雪の予報。
何処も荒れる予報の中代案を考えるのはかなり難しかったが、熟考した結果行き先を北八ケ岳に変更。

今回は催行か中止か、催行するなら行き先を何処に変更するか(天候に加え何処も雪も少ないので)、しかも下記の理由で最終判断を通常より半日早く出す必要があったので、かなり悩みました(^^;)

僕が今回変更先に選んだのは北八ケ岳ですが、北八ケ岳の天気を予想する場合、山専門のお天気サイトでは『蓼科山』を参考にする登山者、ガイドが殆どだと思いますが、この2日間は蓼科の予報も『氷点下15℃、風速15〜19m、霧時々雪時々晴れ』と、決して良くは無かった、というより中止にする事を考えたくなるような予報でした。

ただ、それはあくまで蓼科山の山頂の予報で、それに近い北横岳、縞枯山はダメでも初日は麦草峠方面に抜け、2日目の予報『朝から風速19m、霧』に関しては白駒池や高見石なら西風の影響は殆ど無い(ガスも含め)と考え、更に頂上もシラビソの樹林である丸山なら風からも守られるだろうという根拠を持って、小屋では皆さんにも前日の夜から説明し理解してもらい縦走を決行しました。

しかし、今回はガイドの僕を含め7名パーティだったので、宿泊地の麦草ヒュッテには食料の歩荷の都合上、前日の昼までに判断して予約を入れて欲しいとの事だったので、いつも参考にしている某山の天気サイトの『夕方の予報で最終判断をする』という事が出来なかったので、自分で朝から高層天気図と地形図を分析し上手くかわせるルートを考え、お客さん達には催行する事と行き先変更の旨を前の日の午前中から連絡させて頂き、全員異論なしという御理解、御協力のもと、催行する事が出来たので信頼して頂き感謝です。

という訳で、初日は北八ケ岳ロープウェイの山頂駅から麦草ヒュッテまで。
やはりこちらも雪は全然少なく五辻より先もずっとスノーシューでは歩きづらいのと、目的地が迷いようがない麦草ということで、現場の観天望気で茶臼山を越えて向かう判断にしました。
茶臼を越えてしまった方が西風の影響が無いという根拠と、水平移動ばかりでは体温も上がらないし一応『雪山登山』の足慣らしとしては少しくらい登ってもらわないとね(笑)

もちろん到着時間は予定より遅くなりましたが、どうせ15時まで誰も居なくて暖房もついてないという事だったし、黄金色に輝くシラビソの美しい森に歓喜しながらの到着となりました。


まぁガイドと一緒じゃない時は、ちゃんと観天望気が出来て確信を持てる登山者以外は予定変更はお勧めしません。

初めて泊まった麦草ヒュッテに到着すると、温かいお茶でお迎えして頂き、受付前には薪ストーブ(釜戸?)がありとても感じの良い雰囲気で、小屋番さんも親切で夕食のハンバーグ、シチュー、唐揚げ、新鮮な野菜と、とっても美味しかったです。
今回は全員酒好きメンバーだったので(ワインや焼酎持参してくるくらい)、夕食に赤ワインまで付いていた事に大喜びでした♬

食後はストーブを囲んで皆さんとまったり団らん。
天気(特に八ケ岳では強い風の向き)から予測した翌日のコース説明をしたり。

お部屋にも一晩中ストーブを着けてくれていてとても温かく快適でした。

そして迎えた2日目。
白駒池から高見石までは見立て通りのお天気、というより予想以上でした。
白駒池も全面凍結していて、とても美しかったです。

お客さんの一人がとっても美味しいケーキとパンをわざわざ焼いて持って来てくれていたので、高見石小屋で30分ほど珈琲ブレイク。後半は距離が長いのでエネルギー補給してもらいました。小屋のテラスには天然のクリスマスツリー。
穏やかでとっても良い時間でした(^^
そしてここからは誰の踏み跡も無いフカフカ、サラサラ、パフパフのパウダー雪の登りで先ずは丸山まで。山頂付近はなかなかの吹きだまりになっていて、しっかり雪山登山になりました。IMG_1300この後は麦草峠までの下り、五辻経由で山頂駅へ。

今回も先週同様、全員が雪山シーズン初めだったので、無くても歩ける所でもアイゼン、スノーシュー、ツボ足、岩と雪のミックスなど全てを復習、予習してもらい、雪山デビューの方にも色々と体験してもらえ、6名それぞれにそれぞれの感想、感動、反省など色々だったと思いますが、2日間総じて良い縦走になったのではないかと思います。

変更先の山域やルート選びは成功したと思いますが、シーズン始めの足慣らしとしてはもう少し歩く距離を短く設定してあげた方が良かったかなと感じました。

最後は山頂駅に着くと同時に吹雪いてきたので、まぁそれも含め全員にとって良い体験になったと思います。

これからも安全第一で雪山を楽しめるよう、一緒にステップアップしていきたいですね。

(追記)
僕は先月の爺ケ岳ツアーの催行か中止かの最終判断を『鹿島槍で朝から1日中猛吹雪』という鹿島槍の山頂予報を参考に中止にしたのですが、開けてみれば朝から15時頃まで安曇野も大町もピーカン、アルペンルートの大観峰からのライブカメラをチェックしても爺が岳の何処にも雲はかかってない・・・。

確かに鹿島槍の頂上はガスに隠れ安曇野から見てもそこそこ荒れてる様子でしたが、お隣の爺ケ岳は完全に姿を見せていた。何故そこを考えなかったのか。。
鹿島槍と爺の標高差や登る予定だった尾根に対する風向きなど、今回のように数日前から高層天気図を見ながらもっと熟考すれば良かったと後悔が残りました。

山専門の天気サイトも全ての山頂情報が出る訳ではないので、自分の登る予定の山は地形図と高層天気図を読み取ってある程度は予測出来る程度には勉強しているので、夕方の予報の発表を待たなくてももっと自分自身の予報の精度、観天望気の精度をあげれるよう勉強したいと思います。

冬に限らず山の天気は今回のように予測、判断が難しい場合も少なくないが、毎回毎回の経験が本当に良い勉強、良い蓄積になります。

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