『赤岳バリエーション主稜』

IMG_78613年前の今日。
赤岳のバリエーションルート主稜(高度差500mの岩壁)をマルチピッチ、5ピッチで日帰りで登った時の様子を、次回の為の記録として残しておきます。
冬に限らず、ジャンダルム飛騨尾根(垂直な肩の部分から登る)とか横岳小同心クラックとか、バリエーションでは度々ペアを組んでくれる信頼出来るパートナー、ジミーちゃんと今回は二人で。

先ずは南沢から行者小屋へ。北沢と違ってガチガチのスケートリンクのような区間が多く変化があって南沢からのアプローチの方が楽しい。

強い寒気が通り過ぎた直後だったので予想はしてたが一週間前とは全く違う様相、真っ白になった赤岳の西壁を確認し武者震いw
美濃戸口から行者小屋まで2時間。他のパーティが来る前にさっさと行者小屋でクライミングギアを装着しいざ出発!

横岳の大同心も小同心も、硫黄岳も何処もかしこも真っ白。寒波が通過直後は別世界になります。文三郎尾根の途中から雪壁をトラバースしながら一旦下り主稜の取り付き点へ。
(写真の中央より左下のルンゼにチョックストーンが挟まってる箇所)

とりあえず赤岳沢の急傾斜の雪壁をトラバースして取り付きへ。
ここでリードを確保する為の支点を構築し①ピッチ目はジミーちゃんがリードで僕がセカンドにまわりビレイ開始。ここのチョックストーン2個分はホールドになる手掛かりが無いのでチョックストーンの上の雪面にアックスを確実に挿しレイバックでよじ登り①ピッチ目を登って来た。

2ピッチ目は僕がリードになりルートを決めながらカムやナッツなどのナチュラルプロテクションや安定してるピナクルにスリングを巻いたりし、ヌンチャクで支点構築しながら登るが下でジミーちゃんがビレイしてくれてるので、落ちても支点間の数mで止るよう構築して進む。

高度差500mだが絶壁なのでどんどん景色が変わり鳥になった気分と開放感。60mのロープを使用してるため、リードが終了点に着くとカナリ離れ岩も複雑で風も強く声が届きにくいので、『ビレイ解除!』など可能な限りの大声で合図しながら登ってるので、文三郎尾根を登ってる2名がこちらを見てる。(右下の写真)

3ピッチ目はジミーちゃんのリードだが、赤岳の主稜は西壁で複雑なので日陰も多くモロに強風が当たるので、ジッとしてるビレイヤー役の時はとにかく物凄く寒く手足もシビレてくる。

が脳内でアドレナリンが大放出してるので寒い、苦しいなどの感覚より興奮、集中の方が上回っているので乗り切れる。

セカンドは登りながら中間支点のヌンチャクやスリングなど全て解除、回収、装着しながら登るが、狭い岩場の割れ目などに入って登ったりもするので回収するのに身体がツリそうになる時があるw

④ピッチ目はまた僕がリード⇧ ⑤ピッチ目はコンテで進み最後はフリーで赤岳の北峰を目指す。(山頂看板がある一般ルートの山頂は南峰)

北峰へトップアウトする直前にブロッケン現象が起き自分が映って気分最高で登頂!登頂後はロープを片付けザックへ放り込み、一般ルートである文三郎尾根からさっさと下る。

地蔵尾根ではなく文三郎から下った理由は、また次週に赤岳のバリエーションで、次回は南峰リッジから登るので取り付き点などを確認するため(⇧右の写真のアポロチョコ、もしくはフジツボのような岩場から取り付く事にする)IMG_7862横岳と月に見送られながら行者小屋から美濃戸口へ急いで下りる。

風は強かったし寒波通過直後で難易度が上がったが、素晴らしい日にアタック出来た事に感謝!
ジミーちゃん、ありがとう!

 

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