『谷川岳・下見編』

IMG_2908今年は2月の厳冬期に暖かい日が多く山でも雨が降ったり、あちこちの山で融雪が進んだと思ったら、3月に入ると先週は寒くて新しい積雪があったりと、極端な雪山シーズンとなっているので、本番前日に雪質調査とルート上のリスク把握のため下見に行って来ました。谷川岳ロープウェイで天神平に着いたのが8時50分で、9時スタート。
お天気も良く風もほとんどないのでTシャツ一枚でも暑く、手袋も全く要らないほどでした。


1時間半で山頂に到着したので、このコンディションならばお客さんを連れていつものゆっくりペースで歩いても6時間あれば充分往復して来れると思いました。

肩ノ小屋の向こう側には万太郎山方面の稜線が美しく、白髪門側には美味しそうな斜面。

ですが、白髪門側には全層雪崩が起きそうな破断面が既に沢山。 そして雪庇の付け根にはクラックが入り、その割れ目よりも雪庇側にトレースがついてしまっているので、これから登る方は容注意です。

僕1人だったら下山は西黒尾根を下ってみたかったのですが、実は今回は小春同伴でした。
もちろん登らせてないですよ、僕が山に入っている2時間半の間、駐車場で良い子にお留守番してくれてました。運転中は殆ど膝の上で大人しく寝てました。

今回は山に入ってる時間が2時間半に対して、運転が8時間。
でも、積雪状況から本番のタイムを予測計算出来たし、ルート状のリスクも把握出来たので、皆さんを安全にガイドする為には、やっぱり下見は大事。

安全に催行する自信はありますが、あとは、本番の気象条件を祈ります。

コメントを残す