『五ノ池小屋に泊まる御嶽山』

IMG_5184今年も御嶽山に登ってきました。

去年は6月末の集中豪雨で、橋が流されたり土砂崩落などで道路が寸断、通行止めになってしまったため予定していた濁河温泉側から入れず、急遽長野県側から入ったのですが、今年は復旧した濁河温泉から。

木曽福島駅から濁河温泉までは車で約1時間ほど、グルッと西側へ回り込むのですが、道中から見られる乗鞍は森から長大な裾野がせり上がるが姿が素晴らしく、スカイラインと呼びたくなる様な走っていて気持ちの良い高原ルート。

濁河温泉から登れるようにはなったのですが、元々の濁河温泉からのルートは仙人橋が流失し通れなくなってしまったので、登山口から橋を渡る以前のルートとは反対方向の新たな迂回路へ。

以前の道が通れなくなったのは残念だが、苔むした森を廻る迂回路が素晴らしい!
足にも目にも優しい気持ちのいい素晴らしい森。

橋や車道などの被害も多大だった下呂市では町の復興ですら大変な中、応急的に迂回路を作ってもらえるだけで充分なのに、少しでも登山者が歩き易いようにと、しっかりした木材で道や階段を作ってあり、重い木材を運び入れての大変な作業を想像すると地元の方達の御嶽山への想いが伝わってきて、こうしてまた歩かせてもらえる事に、ただただ頭が下がります。

ジョーズ岩より下の合流地点から先は元々のルートとなり、湯の花峠やのぞき岩、避難小屋などを過ぎ森林限界へ。

森林限界を越えると眺望もぐっと広がり気持ちのいいハイマツ帯の中を登って行きます。
そして五の池小屋に到着する手前で、今回のピークとなった『飛騨山頂』と神社へ。

剣ケ峰方面も見えているので、お祈り。
五の池小屋へ着くと、去年は大雨で崩落してしまい工事中だったテラスが綺麗に再建、しかも修復ではなく以前よりも素晴らしく蘇った快適なテラスに感動でした。

五の池の水量もいつもより多く畔にはキバナシャクナゲやハクサンイチゲなどが咲いていてパラダイス♡

実は今回予約の電話をしたところ『平日だしお天気も不安定な時期なので他の小屋開けの手伝いに行くので、その日は予約を受けられない日』との事だったのですが、今回のツアーは『五の池小屋に泊まる』のがテーマな事を相談すると、たった4人のために営業して頂けました。4人だけなので最小限の節約営業で充分なのに、なんと食堂だけじゃなく洗面所など全館にオイルランプまで灯してくれ、通常と全く変わりない状態に増々この五の池小屋のファンになってしまいました。

貸し切りなので夕食時には小屋番の I 川さんから噴火当日から今までの事や、噴火以前の五の池小屋の歴史、使用されている秀逸な木材の話など、色々と伺う事が出来ました。

ファンやリピーターが多いとは言え噴火以降お客さんが激減したにも関わらず、玄関に新たに設置する為に下界で探しまわった『曲線の一枚板』それに沿った『曲線の畳』など、木材や洗面所のタイルなど小屋の細部へのこだわり、この夏からお目見えする畳エリアを含む新しいテラスやソファ、カウンタ−など。その殆どが手作りという所にも僕はとても興味を惹かれました。
そして夕食後の楽しみには名物の薪ストーブピザ♡
ピザが焼けるのは夕食後のみで1日10枚限定なので、一応チェックインの時に予約しましたが、この日は翌日の予報が悪いのもあってかその後も誰も現れず心配無用でしたw
ピザが乗ったプレートも木の板ってえのが良いです。気分が良くて赤ワイン二本開けてしまいました。

そして翌日は朝から雨。
2日目は雨が降る事は分かっていたのですが、1日目に気持ちの良い晴れ登山を楽しめ、五の池小屋を貸し切りで満喫出来た事に皆さんも満足され、のんびりしてたらこのあとどんどん荒れる気がしたのでそそくさと下山。
飛騨山頂付近の稜線では風速10mほどでしたが、南風だったので樹林帯に入るまで摩利支天が壁となり守ってくれました。 因に途中の『のぞき岩避難小屋』は何も無いですが雨風はしのげるので濡れた衣服の着替などに利用出来ます。

今回の下山は降ったり止んだりの雨になりましたが、見事に群生したイワカガミにミツバオーレン、バイカオーレンなどに加え、迂回路の苔むした森では前回の破風岳に続き、またまたイチヨウランに出逢え最後まで飽きずに楽しませてもらえました。

そして下山後は濁河温泉♬
下山直後から雨脚が強まり、ワイパーも高速じゃないと視界が悪くなるくらいだったので、欲出さずさっさと下山してきて良かった。

御嶽山は、剣ケ峰方面にはまだまだ痛ましい地獄のような光景の広がっているので、わざわざ剣ケ峰のピークを目指さなくとも、居心地のいい五の池小屋に泊まり、池の畔のテラスでゆっくりした時間を過ごすだけでも充分価値あると思います。(出来れば予定通り継子岳や摩利支天に登れたら、それが一番ですが)

そういえば朝食時に『御飯が足りないといけないので』と薪ストーブでパンまで焼いて出して下さいました。
細かい心遣いというか心尽くしに、居心地が良過ぎて去り難い気持ちになります。IMG_5209また来年も、五の池小屋で素敵な時間を過ごしに、御嶽山へ登りに行きたいと思います。

⇩五の池小屋ホームページ
https://www.gonoike.jp

 

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中