『北燕岳から餓鬼岳』

IMG_5954燕岳からの縦走は表銀座コースへ向うのが一般的ですが、今回のツアーは逆方向。
北燕岳を経て餓鬼岳へ向かい、白沢登山口へ下りる縦走でした。

『1日目』
安曇野 BASEのツリーハウスに前泊して頂いてたので、中房の登山口を6時スタート。
台風通過直後で真夏の太陽が照りつける事もない曇り空。
涼しい風が吹き抜ける中、富士山や南アルプスなど遠望もずっとあり、『登りでは理想的』なお天気でした。

 

涼しいとはいえ合戦小屋のスイカは外せませんw
夏山シーズンを楽しむ大勢の登山者で賑わっていました。

 

合戦小屋から稜線へ出ると、槍の穂先や明日向う餓鬼岳の姿に更にテンションが上がります。 先日縦走した南アルプスの塩見岳〜北岳もよく見えていました。
小屋到着後、玄関前でストレッチをし槍穂高やコマクサの写真を撮ってからチェックイン。

 

そしてランチのカレーからそのまま宴会へと続きました。
因に写真のイケメンは、今回サブガイドをお願いした友人です。

 

翌日は4時スタートなので夕食後は早めに就寝〜☆

『2日目』
朝食はお弁当で済ませ、予定通り4時出発!
小雨が降り風もある中(風速5.6m程度)、ヘッドライトでのスタートでしたが雨は直ぐに止み、まさかの御来光。

 


真っ赤に染まった雲は、午後にはまとまった雨が降る印。
予報はあまり良くなかったので、取り合えずはセーフティゾーンである北燕岳まで行き、そこから前進するかは現場で判断する旨を前日から伝えていましたが、引き返すほどの悪天候でもなく、餓鬼岳小屋へ到着する時間から逆算して大丈夫と判断し前進!

 

因に燕岳より先の稜線は貸し切りです。
僕のツアーはマニアックなルートが多いせいか、夏山シーズンのアルプスなのに貸し切りが多いですw
北燕を過ぎて暫くは右も左も、大小様々なコマクサパラダイスで特にチビッコが目立ちました。燕山荘や燕岳周辺と違いロープが無いので保護されてない自然な光景が楽しめますが、登山道まで繁殖しているので、登山道でも全員慎重に歩きました。
そんなコマクサパラダイスから東沢乗越のコルまで一気に500m下降。

 

ここは踏み跡が薄い上に道が草で覆われ見えなかったり、目印も極端に少ないので道迷いに要注意です。
500mもの下降ですが遅くまで雪が残る斜面にはお花が豊富で、この辺にはハクサンチドリ、ハクサンフウロ、ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲなど、北燕まで無かったお花が次々に登場。

500m下りた東沢乗越から東沢岳まで約250mの登り返しですが、この登りがなんせワイルドな急登。 道が隠れるほど笹薮が酷いのでお花が少ないのですが、唯一開けた斜面に咲き始めたばかりのニッコウキスゲに励まされ頑張ります。

 


両側の笹を掴んで薮を掻き分け、鼻突き八丁で登った東沢岳からは再び森林限界を越え視界も開け、気分爽快な花崗岩の稜線となります。アップダウンが大きいのと道がグルッと廻っているせいで、歩いた時間の割に振り返ると燕山荘がまだ近くに見えてしまいますw

 

ここからは森林限界の稜線と樹林帯を行ったり来たりのアップダウンの連続。

 

名前が無いのが不思議なくらい立派な岩峰や、いかにも花崗岩の稜線らしいオブジェの間を縫って歩くのはワクワクします。ここで台湾からの3人組と本日唯一のスレ違い。


崩落地帯のザレ地をトラバースすると、樹林帯を高瀬ダム側へと回り込み、餓鬼岳の稜線でも一際目立つ剣ズリへの登り返し。IMG_5913剣ズリからは再び森林限界を越えクサリや梯子の多い花崗岩の稜線歩きになりますが、ここで雨がパラパラと降ってきたので念のためロープの準備をし、皆さんにはシュリンゲを装着してもらいました。
⇧ 因に写真は、歩いてきた餓鬼のギザギザ稜線を小屋前から振り返ったもの。

餓鬼岳小屋へ到着し濡れた物を干し荷物の整理をして、頑張った御褒美に海鮮チヂミで宴会♬
(写真の掲載にはご本人の了解を得ていますw)

宴会の途中で本格的に雨が降り始めたので、僕の予想が当り良かったです。
因みの僕の予想というのは、ツアーを催行するか中止にすべきかを今回の場合は『前泊の前日に判断』しなければならず、重要な2日目にあたるこの日の天候予想に山の天気予報を参考にする事が出来なかったので、ツアーの2日前の高層天気図から自分なりに予想し判断しFacebookにアップしたものです。
スクリーンショット 2019-07-25 16.19.39 のコピー

そして餓鬼岳小屋での宴会はそのまま夕食へ。
今回は北アルプスでも有数の豪華な燕山荘と、北アルプス辺境の地の餓鬼岳小屋のギャップを楽しむのが裏テーマでもありましたが、夕飯は炊きたての五目御飯がとても美味しかったです。
夕食が終わる頃には雨は止み、雲が飛んだ裏銀座の稜線の向こうへ太陽が沈み、静かないい夕暮れでした。

 

『3日目』
4時過ぎに目が覚め外へ出て見ると、明るくなりはじめた雲海の下には町の明かりが。IMG_5941

小屋へ戻り皆さんと一緒に、餓鬼岳小屋から10分ほど登った餓鬼岳の頂上で御来光を待ちました。

 

昨日の頑張った御褒美に昨日歩いた稜線から遥か燕山荘まで見えてます。IMG_5954
反対側を見ると、先週船窪小屋から下山した七倉尾根や北葛岳、蓮華岳、そして針ノ木岳向こうには剱岳と立山まで綺麗に見えていました。IMG_5943

さて、今回のツアーはこれからが大変。
高度差1600m、ガレ、ザレ、崩落沢・・・壮大な下山が待ってます。

 

昨年の縦走の時より更にアドベンチャー感が増してます。

 

次から次に登場する危うい梯子やトラバース。。。

下山30分前まで全く油断出来ないルートですが、全員無事下山!
梅雨明けしたかの夏空が広がるゴールになりました。

心配したお天気も結局大した雨にも降られず、今回のマニアックな縦走を楽しんで頂けたようでした。IMG_5983

 

 

 

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中