『赤岳〜阿弥陀岳!!』

IMG_1332今回は厳冬期の南八ケ岳で、主峰赤岳と阿弥陀岳を稜線伝いに周回!
2日目から3日目の朝に掛けて大荒れになる予報だったので、2日目と3日目の日程を入れ替え、あとは細かく時間調整し、八ケ岳ブルーを堪能しながら縦走出来ました。

『1日目』
今回は美濃戸口を通過し赤岳山荘の駐車場に車を停め、行者小屋へ。
今シーズンは行者小屋は基本的には週末営業もしておらず、赤岳鉱泉が一杯になった時だけ行者小屋を開けるという営業形態なので、わざと混むであろう連休に合わせてツアーを組み、行者小屋に優先的に回してもらうよう予約時にお願いしてありました。

この日の予報では『午後から雨』でしたが、12時のスタート時は曇り。南沢に入った直後からヒラヒラと雪が舞いはじめ、歩を進める内にしんしんと降り始め、行者小屋到着15分前からはトレースも消えるほどの風雪になり、14時40分到着!

赤岳鉱泉も良いですが、行者小屋は各寝床の前にコタツがあり、近くで干し物も出来るので、片付けや仕度が助かります。夕食のハンバーグは赤岳鉱泉直営なので肉が旨い♡ 豚汁も具沢山でフルーツや野菜も新鮮!

ここで東京から来ていた友人達とバッタリ!わいわい合同宴会♬
その頃、外は猛吹雪でしたw

『2日目』
朝から横殴りの強風が吹き荒れ、視界は目の前の樹林しか見えないほど。
まぁそれは入山前から分かっていた事なので、想定通りです。
本来の予定では2日目は『行者小屋(早出)→阿弥陀岳→中岳→赤岳→赤岳天望荘』でしたが、この日の状況で阿弥陀方面に突っ込むのは自殺行為なので、入山前から『行者小屋(遅出)→赤岳天望荘』と稜線に出て直ぐの天望荘までと計画を変更、最終日に早出をして稜線を縦走してから下山する事にし、登山届けも同内容で提出済み。

大勢が次々と出発し小屋の窓の外を通り過ぎるのを見ると『私達はまだ出発しなくていいの?』という焦りや『皆行ってるから大丈夫なんじゃないの?』という正常性バイアスが働き易いのですが、遅出スタートが今日の成功の鍵だと説明した上で、ストレッチや雑談、読書など和やかに時間を過ごし、粘りに粘って11時スタート。IMG_1245 のコピー小屋前で準備をしていると青空が広がりはじめ、朝からずっと見えなかった稜線や赤岳も姿を見せてくれ、陽射しがキラキラ差し込むシラビソの森へ♬
八ヶ岳は昨日から一晩で真っ白に化粧直し。大勢が早く出て行き撤退してきていたので、有り難いことに新雪ラッセルも無し。
でも森林限界に出れば途中の急斜面はカリカリに凍ってるわ上部のナイフリッジは幅が20㎝だわで難易度が上がってました。そんな中何とか2時間弱で地蔵ノ頭へ。


このタイミングでないと稜線へは上がって来れなかったと思うが、稜線はまだまだよろける程の強風。IMG_1251 のコピー東京からの友人達は今日中に帰宅しなければならない事情があったので、撤退覚悟で吹雪の中をラッセルしてくれ『後は頑張ってね〜』と帰って行ったので、この日に僕らが天望荘まで上がれたのは、自分達の遅出判断だけじゃなく、友人や先行者達の苦労したトレースのお陰なので、本当に感謝です。IMG_1264 のコピー稜線に出た途端に瞬間で20m/秒くらいの強風でしたが地蔵ノ頭から5分で展望荘へ無事到着!
富士山まで姿を現してくれましたが、とにかく風が強く晴れたかと思えば一瞬で何も見えなくなります。

赤岳天望荘は小屋内までアイゼン履いたまま入れるし、部屋前まで登山靴を履いたまま入れ、アイゼンピッケルから全てを各部屋前で乾燥出来るので助かります。

談話室の雰囲気やコタツなど本当に居心地が良い(食事がバイキング形式なのもいい)しかも珈琲、おしるこ飲み放題って太っ腹過ぎ♡

ここでも美味しい日本酒を担いで登ってきた友人とばったり再会しましたが、明日がメインなので19時過ぎには就寝☆

『3日目』
この日は期待通りの快晴!IMG_1291 のコピー6時には赤岳に向い登り始めたのですが、あまりの強風に飛ばされそうになり一旦退散〜w
小屋に戻りタイミングを計りながら待機。
30分や1時間そこらじゃ同じ事を繰り返すだけなので、思い切って1時間半遅らせ7時半に再スタート!IMG_1304 のコピー厳しさと美しさがとても比例する朝で、時おり強い風が吹くも先ほどとは全く違い、むしろ登りでは快適でした。IMG_1306 のコピー赤岳の北峰からは、このあと縦走する中岳〜阿弥陀岳の稜線が良く見えます。
阿弥陀岳の核心部は何と言っても、あの急傾斜な雪壁です。IMG_1308 のコピー連休最終日でおまけに昨日は誰も行動出来なかったので、赤岳の頂上は混雑して写真撮影もままならない程なかなかなカオスでした。今年は全体的には暖冬で雪も少ない冬ですが、何故か毎回冬型通過直後に当たり、赤岳の頂上も阿弥陀も雪タップリ。

混雑してる狭い頂上は危ないので写真だけ簡単に済ませ、先は長いのでさっさと下ります。IMG_1316 のコピー文三郎方面の下りは色んなレベルの登山者が次から次へ登ってくるのでスレ違いも多く、簡単には下りれないが、声かけ合い譲り合い、お互いが安全に通過出来るように、交通整理のおじさんになるシーンもwIMG_1313 のコピーそれにしても眺めが良い! (権現岳越しの南アルプス)IMG_1321 のコピー↑文三郎周辺から見た横岳〜硫黄岳〜天狗岳方面。
文三郎分岐を通り過ぎジグザグに下りて行き中岳へ登り返します。

厳冬期に中岳を越える稜線からの阿弥陀岳はとても新鮮です。IMG_1335 のコピー中岳の頂上を過ぎると、雪庇の反対側に沿って中岳のコルへ下りて行きます。(ロープで繋がってる時の写真はいちいち止ってもらい安全確保してから撮影してるのでご安心をw)阿弥陀岳に取り付いてからは暫く雪壁の急登。

振り返ると赤岳から下ってきた道が見えます。
そして11時、阿弥陀岳に登頂!!

阿弥陀岳ではほぼほぼ微風でポカポカ陽気に♬ ですがあまりのんびりしてると気温が上昇して雪崩リスクが上がるし、スレ違い、追い越しなども増えるので、休憩と撮影をしたら下ります。IMG_1344 のコピー阿弥陀岳は下りでの滑落事故などが多いので慎重に。
先行者がビビり過ぎて下るのに難儀していましたが、急斜面でのカリカリなアイスバーンとかはロープで確保されてなければ怖いのは分かるし、焦らせると危ないので近づき過ぎないようにのんびり。
朝と同じ日とは思えない暖かさなので、景色を眺めながら待ってる時間も気持ちがいい。

行者小屋でチェーンスパイクに履き替え、軽くなった装備で(その分ザックが重くなったけど)軽快に下り、赤岳山荘の駐車場に14時40分到着。

頑張った御褒美はJ&Nのランチ。IMG_1358連休最終日なのでとても賑わっていて、あちこちから充実した会話が飛び交っていました。

今回は2日目と3日目の日程を入れ替え、大幅な時間調整にもご協力頂き、また一緒にステップアップして経験を積み重ねてきたメンバーさん達のレベルの安定感もあり、難易度の高いツアーを無事成功させる事が出来ました。

厳冬期に赤岳〜阿弥陀岳の稜線をツアーとして催行するには、行者小屋や天望荘の存在無しでは今回のような日程入れ替えや時間調整なども厳しいので、山小屋関係者の皆様には本当に感謝です。

天望荘が最終営業日だった事を考えれば、お天気のタイミングにも本当に恵まれました。

ありがとうございました。IMG_1304 のコピー

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