『白馬三山〜不帰キレット縦走!』

IMG_4067 のコピー今回は後立山連峰の白馬三山から不帰キレットをメインに3泊4日で縦走する、withコロナ初のケースとなる山小屋泊ツアーでした。

 

緊急事態宣言解除後、当然予想されていた新型コロナウィルスの第二波が全国的に拡大する中、日本全国、外国人、不特定多数の登山者が集まり寝食を共にする山小屋泊ツアーでしたので、参加者の皆さんには感染拡大予防対策に関して、また皆さんが1番ヤキモキしてるお天気に関して、僕なりの天気予想と共に数日前から連絡させて頂き、当日の車中でも再度説明、お願いしながらの入山になりましたが、長雨による災害が続くこの時期に、4日間とも行動中ほぼ雨に困る事もなく、特に核心部である不帰キレット通過時には真っ青な晴天にも恵まれ、本当にラッキーでした。

久しぶりに森林限界を超える3000m級での、4日間の縦走のはじまりはじまり♬

『1日目』松本駅⇒栂池高原⇒ロープウェイ〜栂池ヒュッテ(泊)

この日は13時過ぎの集合でしたので、先ずは3日目の自炊用の野菜を採りに畑に寄るところから始まりましたが、今月に入ってから一番の青空、勿体ない天気w109320773_3987519258002414_1699999572943067217_o松本駅から栂池高原まで移動し、ロープウェイの栂池自然園駅から歩いて直ぐの栂池ヒュッテへ。

勿体ないお天気でしたが、山に向うのにお天気がいいのはやっぱり気分がいいです。

因にロープウェイ乗り場にはアルコール消毒に加え全身消毒出来るゲートが設置IMG_3919 のコピー16時過ぎに栂池ヒュッテ到着後はお風呂に入ったり、お散歩したり、読書したり、夕食まで自由時間。
ここはホテルと同じなので歯磨き粉も石けんも使えればゴミも捨てられます。ただ、やはり布団の中は持参したインナーシーツ対応をお願いしますとのこと。 自然園ハイキングが目的の一般観光客も多く宿泊するので当然ですね。毎日お部屋を片付けたりトイレなど施設内を掃除するスタッフの立場になって行動する気遣いが今は必須です。

食堂に入る時は入り口で消毒(まぁ下界のレストランと同じです)
テーブルの真ん中にアクリル板を設置してる山小屋もありますが、無しの場合は対面での食事中は大声で笑ったりぺちゃくちゃ喋らない、喋る時は口元に手を添えるエチケットなど、周囲(他のお客様やスタッフ)への配慮や4日間行動を共にする参加者への思い遣りが大切ですIMG_3933 のコピー

肝心の食事は副菜、メイン、お吸い物、デザートの杏仁豆腐まで味付けが良くとても美味しかったです。
何よりマスク越しでも、それを感じさせない自然なスタッフの振舞いにも感動しました。
献立、仕入れ、配膳、接客、片付け、皆さんどんな想いで旅人を迎え入れているのか想像すると、有り難みが身に染みる夕食でした。IMG_3931 のコピー

夕食後もまだ明るいですが、翌日は4時スタート予定なので早めに就寝☆

『2日目』
先ずは天狗原を目指し、湿地帯を抜ける木道が終わると白馬乗鞍へのゴーロ帯の登りへ入ります。 湿地では木道は新しいものに整備されていました。

2枚目(右)の写真を見ると乗鞍への登りの傾斜と登りづらさがよく分かりますが、拡大して見ると全員で阿波踊り踊ってるみたいで、なんか面白いですねw


次第に斜度が緩むと白馬乗鞍直下の雪渓に入っていきますが、ツボ足で充分です。
左写真の岩場ではイワヒゲの群落が見事でした。

白馬乗鞍岳の頂上では青空になり、風も気持ちよく抜けてちょうど良い気温でした。IMG_3956

白乗から少し進むと眼下に白馬大池が見えはじめ、山荘周辺では一気にお花も豊富になり別天地。雪解け直後なのか咲き始めたお花が多く、山上湖の周りは高山植物パラダイスです。

サクラソウ、ミヤマアズマギク、ハクサンフウロ、コイワカガミなどピンク系のお花が多い印象でしたが、エゾシオガマやリンネソウなどにも久々に会えました。

白馬大池の周辺で少しだけ雨がパラつきましたが直ぐ乾くお湿り程度、風と相まって長い登りでは涼しくて助かりました。

白馬大池から新潟県最高峰の小蓮華岳への登りで、『ライチョウでも居ないかしらね〜』と言ってるそばから、次々にライチョウとの遭遇が始まりました。

先ずはカップルの入浴シーン(穴を掘り砂浴びしてます)IMG_3964『邪魔してごめんね〜、通らせてもらうよ〜』と言っても、熱々でお構い無しでしたw
まぁ山は動物園じゃないので元々彼らの居場所、ライチョウを補食しに登ってくる猿でさえ生きる為に登ってくるので、遊びにくる人間は一番謙虚でいなさいと教えてくれます。

他にもライチョウが次々に現れてくれましたが、お客さんが『そろそろヒナが見たいわ〜、マッシー出してよ』と言うと、なんとリクエスト通りにw

あまりに可愛らしかったので立ち止まり動画を撮りました。
厳しい自然の中でこの中のどの子が生き残れるのかなと考えると『頑張れ!』という気持ちと、兄弟全員で行進する貴重な姿を見せてくれて有り難うという気持ちになります。

小蓮華から三国境(雪倉方面への分岐点)を通り過ぎると、岩質と岩粒の大きさが変わり富山県側(右側)にコマクサの群落が現れ、更に標高が上がるとシオガマの中で1番好きなミヤマシオガマや、日本では白馬界隈と八ケ岳と礼文島にしか生息しないウルップソウ、他にもシコタンソウなど貴重なお花達が次々に現れ歓迎してくれました。

因にウルップソウは現れ始めた標高では花はもう終わりかけでしたが、標高が上がるにつれまだまだ見頃なものが増え、最終的には天狗山荘周辺が一番の見頃でした。

この日は10時過ぎくらいから雨に打たれる予報だったので、長い稜線の途中で危険を感じたら引き返して白馬大池に泊まる可能性もある事を説明してからスタートだったのですが、結局降らる事もなく白馬岳へ到着!
お花が見頃のこの夏山シーズンの白馬の頂上にして、他にはソロの外人さんと3名ほど。
天気予報が悪かったせいもあるかも知れないけど、今までで一番静かな白馬岳でしたw

12時半頃に白馬山荘へ到着と同時に雨も降ってきたので、ギリギリセーフでした。
普段より重い荷物を担いでの8時間半の登りが、もしピーカンだったら体力の消耗が増し水分補給もギリギリになる事もあるので、涼しく歩けて助かりました。

天気予報とコロナのせいか白馬山荘も空いてたので、食堂前の広いスペースをお借りし、この日の筋肉疲労を翌日に残さない為、後半まだまだ続く長い行程のため皆さんに集まってもらい30分ほど入念にストレッチをさせてもらいました。(もちろんwithマスク)

一人一人が気をつけなければならない山小屋でのコロナ感染予防対策に関して、2日目にして早くも無防備な場面が目に余ったので、夕食前に全員に集まっていただき、今の色々な状況を改めて理解してもらい、以後気をつけていただくよう今一度お願いしました。

夕食後に外に出ると目の前の旭岳の向こう、日本海側の雲の切れ間が夕陽に染まってました。IMG_3987
明日も良い1日になりますように☆

『3日目』:白馬山荘〜杓子岳〜白馬鑓ケ岳〜天狗山荘

白馬山荘は食堂も大きい分入り口に人が密集していたので、この日の検温はわざと食堂前の人目につく場所で計らせて頂きましたw
笑顔で迎えてくれてる小屋番さん達も内心は感染するんじゃないかとビクビクしながら営業してるので、少しでも安心してもらいたいのと、全国からの登山者達にも一人一人自覚を持って行動してもらわないと、自分達のパーティだけで努力しても乗り越えられないですからね。

さて、この日ですが、もし翌日最終日の天候が悪そうであれば天狗山荘をスルーし、不帰を抜けて一気に唐松岳頂上山荘まで行く可能性を、皆さんと各山小屋にお伝えしてましたが、当初の予定通り天狗山荘までにした方が良いと判断し、そのぶん時間に余裕が出来たので朝食後の珈琲を飲んだり少しゆっくり仕度してからスタート。

まずは杓子岳へ向ってコルまで下って行きますが、白馬エリアを歩いていると岩が変わるたびに生息してる花も変わる様が分かり易いですね。

歩く時の間隔について聞かれますが、『転んだ時に将棋倒しにならない程度』としています(写真右)

コルから杓子岳への登りは100mほどですがザレていて少し歩き辛いのでゆっくり登頂。IMG_3997 のコピー緩かな富山県側の斜面にくらべ信州側は断崖絶壁という典型的な非対称山稜の頂上。
皆さんには休憩中は密にならぬよう間隔を開けてもらってますが、僕は一人一人の様子も伺いたいし、風が強いと声が流されてしまうので、ガイドは休憩中マスクを付けさせてもらいます。

もちろん皆さんも、仲良く並んでお喋りを楽しみたければマスク着用でどうぞ。

杓子岳から一旦下り巻道と合流した後は白馬鑓ケ岳へ登り返し、鑓温泉(通行止め)への分岐を過ぎ、緩いアップダウンの最後に雪渓をトラバースすると天狗山荘前に到着!

この日は剱岳や雪倉朝日方面では恐ろしい雨雲が掛かってましたが、我々の所はパックリ避けてくれ、結局一滴も雨に降られずガスで少し湿ったくらいで助かりました。
⇩この状態で一滴も降られないって凄くないですか?wIMG_4031 のコピー(数時間後にはこの真っ赤な雨雲が天狗山荘にも襲来し、バケツをひっくり返したような大雨になり、テント場の人がズブ濡れで避難して来て服を乾かしてました。

さてさて、今回はやっと念願叶い、3年ぶりにリニューアルオープンした天狗山荘に泊まる事が出来ました!

地元白馬村でペンションの内装も手掛けてる大工さんのセンスがめちゃくちゃ好きなテイスト!
倒壊した時に出た廃材(梁など)を再利用して、お洒落なカウンタ−などに生まれ変わり、以前よりパワーアップした天狗山荘は、御嶽山の五の池小屋のように、とても居心地の良い空間になりました。 倒壊したのを元に戻すだけじゃなく進化させる心意気が素敵です。

3日目は早めに小屋に到着したので、昼はパンケーキパーティ♬IMG_4020 のコピー夕食はスパイスから作る『ポークマサラ』など久々に腕を振るって、天狗山荘での滞在をゆっくり楽しんでもらいました。IMG_4041 のコピー

迷ったのは7人分の食材の量。
畑で採れた野菜にベーコン800g、米4合、乾燥キノコ、卵6個、マッシュポテトなどを用意しましたが、去年の仙塩尾根の熊の平小屋のように余ると困るので、皆さんのお腹が少し減って来たタイミングでお米を炊き始めましたw

心配には及ばず、ポークマサラカレーも好評につき全員おかわりで完食!! 皆さん喜んでくれたので担いで来た甲斐ありました。

 

カレーを煮込むスパイスの香り漂う中、各自が好きな所に座り本を読んだり、お湯を湧かして珈琲を飲んだりしてる光景は、静かな時間がゆったり流れていて最高に贅沢な山の過ごし方だな〜と感じました(あたしの珈琲はないの?とか聞こえてくる感じも、ほのぼのしましたw)

最終日はまた4時スタート予定で長時間行動になるので、カレーパーティ後は早めに就寝☆

『4日目』天狗山荘〜天狗の大下り〜不帰キレット〜唐松岳〜八方尾根

この日は4時スタート予定でしたが、3時に起床した時にまだ土砂降りで風も強く、4時を過ぎて雨は弱まったもののガスで視界も無かったため、わざわざ暗い中ヘッドライトでスタートして無駄に濡れる事はないので部屋で待機してもらい、時間調整しつつタイミングを見計らって4:45スタート。

天狗の稜線では風速10m前後あったがよろける程ではなく、気になる雨雲も無く時おり霧雨がぱらつく程度だったので、不帰に突入する頃には回復してくれて風で岩も乾いてるだろうと、前進する判断としました。

天狗ノ大下りまでは止って身体を冷やしたくなかったので写真無し。
大下りに差し掛かる頃には雲に青みも増してたので絶好のタイミングな感触♬

ここからは浮き石、落石の多いザレた下りになり、岩もまだ濡れてるのでヘルメットを装着してもらい慎重に300mほど下って行きます。

大下りを半分下った鎖場の辺りでガスが消え始め、今まで何も見えなかった前方に不帰キレットが、まるで大きな岩の怪物のように徐々に姿を現しはじめました。(ラスボス登場!)IMG_4053 のコピー

最初から晴れてるとこうはならないので、ガスを纏った不帰が徐々に姿を現す光景を見たのは初めて。
何とも迫力があり荘厳。
IMG_4058手前から1峰の信州側に凄まじく切れ落ちた岩壁が見え始め、尾根の境目もガスのお陰で際立ち余計に険しさを感じます。

何という事でしょう! 最低コルまで下った頃には、このツアー1番の青空!
1峰から2峰の北峰〜南峰、一番奥に3峰、完全に不帰キレットが姿を現しました。IMG_4067 のコピー

そして太陽の反対側を見るとブロッケンの中に映る自分達のシルエット。IMG_4065 のコピー次から次に大自然の演出が現れ、素晴らしい御褒美を沢山頂きました。

ブロッケンから目線を上げると、雲海に浮かぶ剱岳も姿を現し、みなさん雄叫び。IMG_4077

昨日、一昨日とガスで全く眺望が無かったのは、この感動の為だったんですね。
フィナーレの幕が開くまで随分待たされましたが、劇的な演出でした。

後ろを振り返れば、きのう越えてきた白馬鑓ケ岳から、先ほど下ってきた天狗の大下りも良く見えています。IMG_4078 のコピー自分達が歩いて越えて来た山々が見えるというのは登山の醍醐味の一つですから、最終日に叶って感無量です。

さてさて、ここからが本番!
万が一難所の岩が濡れて滑って危険だった場合や、必要を感じたら即座に確保出来るよう、シュリンゲとカラビナを装着してもらいキレット突入!

と意気込むも、1峰は最初に簡単な岩場があるだけでハイマツ帯のトラバースとなります。

不帰キレットの核心部は、ここ2峰の北峰の登りです。IMG_4086 のコピー
近づくにつれ『これ何処を登るの?』といった姿ですが手掛かりも足場もしっかりあるし、鎖も設置されてるので、岩場が好きなメンバーしか居ないので快適だったと思います。

2峰の登り前半。危ない所には丁寧に鎖が設置されてます。IMG_4089 のコピー

下方まで丸見えの錆びた橋と、その先の不帰の瞼。(2峰の信州側が蒸し暑かった)

2峰の北峰を登り切ると暫く稜線漫歩で南峰へ着き、目の前に最後の3峰がそびえてます。IMG_4102 のコピー3峰はピークが3つあるのですが、この角度からは重なって一つの台形の山に見えてます。(因に、ピークが三つだから3峰じゃないですよw)

3峰は尾根伝いではなく富山県側を巻き、またまた稜線漫歩で唐松岳へと登って行きますが、実際に歩いてみると3峰の巨大さが分かりますね。IMG_4105 のコピー

この日も2峰から何度もライチョウに遭遇しましたが、3峰と唐松岳の間には遠くを眺めて黄昏れてる子が居ました。IMG_4107 のコピー
2万年前の氷期にカムチャッカ半島を経由して日本にやってきたライチョウ。
日本アルプスは世界でもライチョウ生息域の南限(南アのイザルガ岳)

その瞳には何が映ってるんでしょう

そして唐松岳の最後の登りでは別のライチョウが登場し、不帰キレットのフィナーレを先導してくれました♡


無事に不帰キレットを通過し唐松岳へ着きましたが、ゴールまで八方尾根をまだ3時間下らなければならないので、唐松岳頂上山荘で休憩。IMG_4110 のコピーここからは花のフィナーレが始まりますが、八方尾根は多くの登山者達が登ってくるので、これまでと違いスレ違いも多く、のべつ幕無しに立ち止まって見てると4日ぶりのお風呂の時間を取れなくなるので、ある程度テンポ良く引っ張ります。

でもさすが八方尾根!数年ぶりに大好きなオオサクラソウに出逢えました♡IMG_4112 のコピーユキワリソウ、ハクサンコザクラ、クリンソウなどサクラソウ科のお花はみんな可愛らしいが、僕はその中でオオサクラソウが一番好きで、ここ数年会えなかったので最後に逢えて良かった♡

八方池で最後の休憩。
休憩中は密にならないように何度も言ったので、ヤケのやん八でしょうかwIMG_4113 のコピー

不帰キレットのような場所では誰もが緊張感を持って集中してるので滅多に事故は起きませんが、誰でも油断する最後の1ピッチで事故は起きやすいので、最後まで油断せず八方池山荘前のリフト乗り場にゴール。IMG_4114 のコピー

4日間の縦走、お疲れさまでした!!

それにしても、見事に不帰キレットを通過するタイミングだけスカッと晴れてくれましたね!

唐松岳以降はまたガスに覆われてしまいましたが、この時期に4日間ほとんど雨に降られず、真夏の暑さや日焼けに体力を奪われる事もなく涼しく歩け、白馬エリアの豊富なお花達といい連日のライチョウサービスと言い、天狗山荘滞在が叶った事といい、今回も本当にラッキーな山の旅でした。

僕も皆さんも慣れないwithコロナの新しい登山様式は、気をつけなければならない事や我慢しなければならない事も有りましたが、叶わなかった事より叶った事を数えてみると、こんな時期にとても恵まれた幸せな4日間だった気がします。

温かく迎えて頂いた各山小屋の皆さん

ご参加頂いた皆さん

ありがとうございました!IMG_3960 のコピー

========ここからは、僕の気がついたことやお願いです========

八方池からリフト乗り場までは登山者だけではなく、観光やお花目的の人達も居るのでマスクをして歩いてる人も目につきましたが、夏山で登山中のマスクは熱中症や高度障害の引き金になるのでお勧めしません。
有効なワクチンや治療法が確率されるまでは今までのようなお喋りや、呼吸が上がってる登山者同士がスレ違い時など至近距離で挨拶はやめ(中にはスレ違いの挨拶を嫌う人も居ますので)、今は会釈だけで我慢するのをスタンダードにすれば良いだけな気がします。もちろん山小屋内では、小屋のガイドラインや、ガイド協会やガイド組合からの指示に従い、食事中以外はマスク着用必須ですが。

日常と掛け離れた雄大な高山へ来ると誰もが開放的にな気分になりますが、コロナから逃れた世界に来たわけでは全くなく、日本全国、外国人の登山者も毎日入れ替わり立ち替わり宿泊する山小屋内は換気も良い場所ではないので、むしろ気をつけなければならない密閉空間だという事はだいぶ前から危惧されてること。山小屋利用者の一人一人が自分も無症状感染者かも知れない前提で行動するのが大事だと思います。

 山小屋でひとたびクラスターが発生してしまえば、今シーズンは全ての山小屋が閉鎖になります。 そうなるとライブハウスや夜の町関連と同じように世間の目は登山に対して厳しくなり、登山自体が悪い事のように騒がれてしまうでしょう。

一緒に行動するメンバーがよく会う顔なじみだとつい油断しがちですが、普段は住んでる場所も仕事も人間関係も全く違う環境の者同士が複数で集まり寝食を共にしたり濃厚な行動になるので、たとえ仲良しな間柄でも適当にせず、出来てない人には注意してあげるくらいが思い遣りだと思います。

山旅の最後にコロナ関連の話しで終わるのは僕も嫌ですが、今の状況下でその問題を山行と切り離して、楽しい綺麗なだけの文章で終わってしまうと問題が薄れ説得力が無くなる気がするので苦しいところですが、皆さんはもちろん家にいる御家族、山小屋スタッフの身の安全、『登山』という皆さんや僕にとって生きる糧を守りたいので、僕もまだまだですがこの状況に負けず一緒に山を歩きながら乗り切るためにご協力をお願い致します。

ワ◯ドショーや誤った報道、ゴシップなどに惑わされず、ちゃんと理解し正しく恐れて対策さえ出来れば今後のツアーも中止にはせず、withコロナで催行して行きたいと思っています。

また、山でお会いしましょう☆

『白馬三山〜不帰キレット縦走!』” への1件のフィードバック

  1. 今回も、素晴らしい、登山でした。
    岩場も、ライチョウも、花も、最高でしたが、
    天狗山荘で、お昼に焼いてもらったパンケーキ、おいしかったです。それから、夕食のポークマサラは、いろいろなスパイスを投入するいいにおいが立ち込め、煮込んでいる間に本を読んだりコーヒーを飲んだり、「幸せってこういうことなのね」という感じでした。
    新型コロナウイルス対策は、私たちは不十分でしかられることが多かったのですが、次回はもうすこしちゃんとやろうと反省しています。

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