『岩場講習会と小春と行く里山』

今回は岩場講習会と里山歩きを組み合わせた、一泊二日のプライベートツアーでした。

『山の選択肢を広げるために岩場講習会をやって欲しい』とのリクエストを頂き、そこにのんびり里山も歩きたいというリクエストも組み合わせ、泊まりは我が家で一泊二日のツアーにしました。

『1日目』岩場講習会
トレーニングのフィールドはいつもの上田の鷹岩尾根でしたが、今回は岩場講習会の希望を頂いた岩場初心者とある程度経験者が混在していたので、3点確保の初歩から始まり経験者には夏山に向けて少し難易度の高い内容まで。

岩場講習会初体験の参加者も岩場に臆する事なく楽しんでチャレンジしてくれました。
岩場では3点確保が大切なのは当然ですが、高度感のある痩せ尾根をバランスよく歩くことに慣れる事も大切。

また例え経験者も、適当な動きや一点に集中してしまう手足の運びが見られるので要注意。
『今足が滑ったら』、『今バランスを崩したら』ちゃんと制動を掛けられる体勢なのか、常に自分の体勢を客観的に見ることが大事。また、苦手な事は避けずに繰り返して確実に定着させる。

ツアー申し込み時の参加条件をクリアするためにしょうがなく岩場講習会に参加してる方も居るかと思いますが、ただ参加したという事実を作っただけの人と、確実に自分のテクニックとして習得してる人とでは、山で躓いたり転倒したり万が一の時に生死を分けることに直結しますので、いつも言ってる事ですが周りの目を気にせず、速く進む事より『ベストな所を選ぶ目』を鍛えて頂けると岩場講習会をやってる意味があります。

さて、講習会の後は安曇野へ戻り、我が畑でみんなで野菜を収穫!

夏野菜のズッキーニとかも採れ始めましたが、まだ春の葉野菜が中心です。

夜の宴はもちろん須砂渡食堂🍺

楽しく夜は更けていきました⭐️


『二日目』小春と行く春の里山・岩州〜猿ヶ城山

朝食はN田さんが焼いてきてくれたバンズと、畑て採れた野菜を自分で挟んでバイキングスタイルの手作りハンバーガーを楽しみました。

安曇野の東には光城山、長峰山、京ヶ倉、岩殿山など東山と総称される低山が連なりますが、糸魚川静岡構造線の活断層の真上に位置するので標高の割になかなかダイナミックで躍動感溢れる山容が見られます。

小春ガイドも里山歩きでは大張り切り。

あっちこっち進んでは戻りを繰り返し何往復もするので、きっと10キロ以上歩いてる事になり、後半は舌がビローンの出てしまってます😂

岩州の登山口はほぼ稜線にあるので、アップダウンも少なくリハビリにも最適、気持ちのいい里山です。

下山後は久しぶりにジビエカフェの『ラビット』でランチ。

オーナーの女性猟師さんがシェフでもあり、ジビエ肉と自家菜園の野菜をふんだんに使ったメニューは、相変わらずお洒落で美味しかったです。

今回も皆さんとよく笑った二日間でした。

今年は山の事故が異常に増加してしまってますが、山では悲しい事故を起こさず、皆さんといつまでも笑って山を歩けるよう、これからも初心を忘れず、慢心することなく、皆んなで安全登山を守っていきたいものですね。

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